SDGsの取り組み

私たちの想い

100年先の森づくりを守るために。
を合言葉として、100年、1000年後も自然豊かで美しい日本を目指して私たちは
再生可能な森林事業を行っています。

そもそも、今私たちが伐木して使用している樹木は、私たちが植えたものではありません。
私たちの親やおじいさんの世代が育てたものを使わせてもらっているのです。
私たちの役目は、樹木を利用するだけでなく、私たちの孫の世代にも森林が生い茂るよう
新しい苗を育て、サイクルを作っていくことが大切です。

森を育てるために
人材を育てる

林業

林業とは、森林を守りながら人間に必要な分だけ自然から樹木をいただく大切な私たちにとって必要な仕事です。
しかしながら、林業は体力が必要で、業界内での林業離れが嘆かれています。
森を管理する人がいなくなったら、もちろん次の世代も育っていきません。
木こりがいなくなったら今度は山の崩壊が始まります。

新人を育て、次世代の木こりを増やすことで100年先の森づくりが進められると考えています。

広葉樹を育て
天然林を作る活動

人工林天然林の違い

現在、日本には多くのスギ・ヒノキなどの針葉樹が育っています。
実はその樹木は人が人工的に植え育てた森林なのです。

一方で天然林とは、長い年月をかけ、
針葉樹や広葉樹などがバランスを保たもちながら、
その土地の気候に合うようにできた自然の森を指します。

元々山の多い日本では、広葉樹が広く育っていました。
私たちは日本の山に適した樹木を育てることで、基盤から強い森林づくりを目指しています。

なぜ広葉樹が適しているの?

針葉樹・広葉樹

葉っぱの体積が小さく水を多く蓄えない針葉樹は元々平地に向いた樹木です。

一方広葉樹は、葉っぱが落ちると土が栄養を吸って、土が水分で潤うことができます。
水分で土が潤うと、弾力がでて衝撃に強い山になることができます。
このサイクルが生まれることにより、傾斜の多い日本の山で土砂崩れなどの自然災害を抑えることにも繋がります。

現在、手入れが行き届いていない森林が多く存在します。
栄養の少ない森林は、動物たちが住みにくく、また私たちにとっても使いにくいものとなってしまいます。

そのため私たちは、広葉樹を植え森林のバランスを整えていくことで未来の豊かな資源へと成長させたいと思っております。

いのちの山プロジェクト
越沢もみじ計画

広葉樹
植林体験

地域の方と共に
植林体験

持続する里山環境を目指し、地域の方々と共に広葉樹を植林するプロジェクトを開催しています。
1年を通して広葉樹計2,400本を植林します!

背の高い針葉樹に変わり、背の低いサクラやモミジなどの広葉樹を育てることで、日の当たらなくなった集落にも太陽の光を届けることもプロジェクトの目的の1つです。

安藤林業では、地元を中心に森林を様々な角度から守り、育てていく活動を盛んに行っております。

林業の仕事サイクル

私たちはこのサイクルを守り活動を続けることで、
持続可能な森林づくりを行っています。

林業の仕事サイクル
  • 成林
    成林とは、地ごしらえから始まり、間伐までの作業を経て成長した木のことをいいます。
  • 主伐
    樹木が成長し、柱などに使用できるようになったら、樹木を適当な長さに切ります。
  • 集材
    造材された木を、林道や土木などの市場に運材するため、便利な場所まで集めます。
  • 地ごしらえ
    伐採後、植え付けをするために、散乱した伐採木の枝葉や残り木を取り除き、地面を整えます。
  • 植え付け
    苗木を一定の間隔で植える作業です。鹿などに捕食されることもあるので、たくさん植えます。
  • 下刈り
    雑草木に覆われ日光が当たらず、苗木の生育が妨げられるのを防ぐために、雑草木などを刈り払います。
  • 除伐
    育成したい樹種の成長を妨げるほかの樹種を伐る作業です。一般的に、下刈り終了後に数回行います。
  • 枝打ち
    節のない良質材を生産するため、下枝を切り落とす作業です。病虫害などを防止し、林内を明るくします。
  • 間伐
    樹木が成長し密集することで、お互いの生育妨げを防ぐため、一部の木を伐採し、成長促進と光環境を改善します。